はじめに

先日、ついに恐竜研究の聖地とも言える北海道大学総合博物館を訪れました。
むかわ竜の発見で世界的に注目されるこの場所は、研究の最前線を間近に感じられる特別な空間です。
今回は、館内の展示や見どころ、そして恐竜研究の第一人者である小林快次先生についてもご紹介します。
北海道大学総合博物館とは?

北海道大学総合博物館は、札幌キャンパスの中心に位置し、入館無料で誰でも見学できる博物館です。
歴史ある建物をそのまま活用しており、館内には古生物、考古学、鉱物、動物標本など幅広い展示があります。
むかわ竜との出会い

館内でまず目を引くのが、むかわ竜(カムイサウルス・ジャポニクス)の全身骨格標本。
白亜紀後期(約7200万年前)に生きていた大型ハドロサウルス類で、日本国内で発見された恐竜化石としてはほぼ完全な骨格を持つことで有名です。

小林快次先生とは?
恐竜研究の第一人者として知られる小林快次先生は、北海道大学総合博物館の教授であり、むかわ竜の研究プロジェクトを率いた中心人物です。
小林先生は北米・アジア・南極など世界各地で恐竜発掘を行い、「世界を歩く恐竜ハンター」としても有名です。
- むかわ竜の命名と分類研究を主導
- モンゴルやアラスカでの恐竜発掘にも多数参加
- メディア出演や著書も多数(一般向け講演活動も精力的)
小林先生の研究は、恐竜が大陸間を移動した経路や、生態の多様性を理解するうえで欠かせません。
博物館の見どころ
- 古生物展示室
北海道産の恐竜や海生爬虫類の化石が並びます。 - 鉱物・地質展示
北海道の地質的特徴が一目でわかるサンプル。 - 歴史的標本
北大の歴史と学術活動を物語る展示。
訪問して感じたこと
研究の成果を一般に開放している点が非常に魅力的で、恐竜ファンや古生物好きにはたまらない空間です。
また、小林先生の功績が展示を通して自然に伝わってくるため、ただ「化石を眺める」以上の学びがあります。
まとめ
北海道大学総合博物館は、恐竜研究の歴史と現在を体感できる特別な場所です。
むかわ竜の骨格展示は圧巻で、小林快次先生の研究がもたらした成果を直に感じられます。
恐竜ファンはもちろん、学術的な興味を持つ人にもおすすめです。
札幌を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
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